ねりきり(練りきり)ってなに?どんな和菓子?名前の由来や歴史をわかりやすくご紹介

和菓子の「ねりきり」とは??何それ??聞いたことがないし、食べたことないという人も多いかもしれません。
「ねりきり」という言葉は聞いたことがあるけど、どんなの??おいしいの??と思う人も。


最中、まんじゅう、ようかんはお土産でもらったり、スーパーやコンビニの和菓子コーナーでも見かけますが、ねりきりは和菓子屋さんでしか見ないかもしれません。
和菓子は比較的色合いが地味ですが、ねりきりは色鮮やかで美しい!カワイイ!和菓子です。


ねりきりは伝統的な日本の花鳥風月を表現したものが基本ですが、最近ではカワイイ猫や犬などの動物、クリスマスシーズンにはサンタクロースなども見かけます。
インスタにもキュートなねりきりが並んでるので、見ているだけでも楽しいですが、食べてもおいしいのがねりきりです。

金魚ねりきり

ねりきり(練り切り)とはどのような和菓子?

ねりきりとは、白餡につくね芋やもち粉をつなぎに加え、練り上げた生地を使って四季折々の花など風物を表現した和菓子です。
生地は粘土のような柔らかさになるので、さまざまな美しい色、形をつくることができます。


扱いやすいので、和菓子作りの体験教室で「ねりきり」を作らせてくれるところが多いです。

今だけ!季節限定のねりきり

ねりきりは日本の四季折々の花鳥風月、自然の美しい風物をモチーフにつくられています。


春は、桜、菜の花、梅。
夏は、朝顔、あじさい、ひまわり、金魚。
秋は、いちょう、菊、桔梗、柿、すすき、もみじ。
冬は、水仙、南天、うさぎ、雪、サンタクロース。


味は変わりませんが、繊細な色使いや形から季節を感じることができる風流な和菓子です。

ねりきり(練り切り)の名前の由来は?歴史は?いつからある?

ねりきりは、漢字では「練り切り」と書きます。
生地を作るときに、つなぎを切るように練ることから「ねりきり」という名前がつきました。
ねりきりは江戸時代がはじまりで、1761年の文献「御前菓子図式」には、こなしで小豆あんを包んだ「大徳きんとん」が記されているそうです。

「ねりきり」と「こなし」の違いは?

ねりきりと同じような見た目で「こなし」という和菓子があります。
こなしと練りきりは見た目だけでは違いがわかりませんが、製法が違います。


こなしは、こし餡に小麦粉などを混ぜて蒸して「もみこなして」作ることから名前がつきました。
こなしの方がしっかりとした食感です。
京都で作られ始めたこなしが江戸に伝わり、製法だけ変わってねりきりになりました。

キレイ&カワイイ!ねりきりはどんな時に食べる?

ねりきりは見た目にも上品で美しく、和菓子屋さんのこだわりの原材料と技術で作られたものは風味も良くて美味です。
上等の菓子という意味で上生菓子(じょうなまがし)と呼ばれます。


生菓子なので賞味期限も短くはなりますが、特別なお客様のおもてなしのお茶菓子に喜ばれます。
和菓子屋さんには、季節の数種類のねりきりがショーケースに並んでいることが多いので、数種類用意してお客様に選んでいただくのもおすすめです。
「これは何?」と会話が広かるきっかけにもなります。


また、材料が植物性のみなので、お年寄りはもちろん、健康に気を配りはじめるアラフォーの女性にも喜ばれます。


日常使いの大福、お団子などとは違って、ひとつひとつ和菓子職人さんの技術やセンスが必要な和菓子なのでお値段も高めです。
お祝い、気持ちをこめた贈り物、センス良く見られたい時の手土産などにもおすすめです。

ねりきりをいただきます!

菜の花ねりきり

ねりきりを見たときの第一声「えーー!カワイイーー!!!」。
3月終わりの季節は春。
これは菜の花のねりきり、老舗の和菓子屋さんで購入しました。


中心に菜の花がたくさん咲いていて、緑色の葉っぱもあって。
黄色い蝶々、モンキチョウが飛んでいます
黄色い蝶々は、幸せを運んでくる、金運が上がるといわれているそうです。


ひとつの和菓子で、これだけのストーリーがあるなんて素敵ですよね。
寒い冬は終わり、もうすぐ春で、菜の花畑にモンキチョウが飛んでいる様子。
菜の花や黄色い蝶々にまつわる過去のシーンを、なつかしく思い出します。
(2年前に川沿いを花見した時に菜の花も咲いていて、青空で暖かくて。友達と歩き回って楽しかったなー。。。)
このねりきりを眺めているだけで幸せな気分になります。

ねりきりに合わせる飲み物は?

コーヒー、紅茶、カフェオレ、煎茶、ほうじ茶、お抹茶、その時の気分と和菓子によって何にするか考えるのは楽しい時間です。
ねりきりは、ベースは白あんです。


小豆の粒あんやこしあんに比べて、白いんげん等を使ってつくられた白あんは、クセがなく繊細で上品な味わいです。
お茶席でも使われる和菓子なので、甘味もありお抹茶によく合います。
ガツンと甘いあんこ系和菓子はコーヒーがよく合いますが、上品な味わいのねりきりは紅茶、コーヒーも合いそうですが、今日は煎茶と一緒にいただきました。


見た目もかわいいのですが、この老舗和菓子屋さんのねりきりは上品な甘味。
こしあんのサラサラとした口溶けだけでなく、少し「モチッ」とした食感もあります。つなぎの求肥の食感でしょうか。
おやつに高級なおいしい和菓子をいただいた満足感。
美しい小さなねりきりの中に、ストーリーも想像できて気持ちもふんわり満足感でいっぱいです。